現在の公開ディレクトリ内に新たなフォルダを作成。.htaccessファイル設定で、そのディレクトリを公開ディレクトリに指定する設定をしていきます。
.htaccessファイルとは
設定を記述したテキストファイルを”.htaccess” というファイル名で作成し、ウェブサーバーにアップロードすることでウェブサーバーの振る舞いを変更・調整することができます。
.htaccessファイルは、ウェブサーバーapache環境の設定ファイルです。今回の紹介内容は、apache環境向けになりますので注意してください。
またサーバー契約状況によっては、.htaccessファイルによるサーバーの設定の変更が許可されてない場合があります。
設定作業
構成:変更前〜変更後
ウェブサーバーの環境が以下のよう構成が整っていると仮定します。
ウェブサイトのURL:
http://example.com/
サーバ上のディレクトリ(公開ディレクトリ):
/web/
これを、以下のよう構成を変える変更を行います。
ウェブサイトのURL:
http://example.com/
サーバ上のディレクトリ(公開ディレクトリ):
/web/version1/
公開ディレクトリの中に新たに、 version1 というディレクトリフォルダを作成し、この version1 ディレクトリを公開ディレクトリに変更するよう設定を行います。
.htaccessファイルの作成
.htaccess というファイル名でテキストファイルを作成します。
そして、以下のよう記述します。
RewriteEngine onRewriteCond %{REQUEST_URI} !/version1RewriteRule ^(.*)$ version1/$1 [L]
※最終行に改行が必要
ファイルをアップロードします。アップロードする場所は、もともとの公開ディレクトリ直下です。
/web/.htaccess
設定が正しく反映されれば、 http://example.com/ にアクセスした際に、 /web/version1/ の中のものが表示されるはずです。
もしディレクト名を version2 としたい場合は、
RewriteEngine onRewriteCond %{REQUEST_URI} !/version2RewriteRule ^(.*)$ version2/$1 [L]
※最終行に改行が必要
という具合です。
.htaccessファイルの作成の注意点
- .(ドット)から始まるファイルを作成するのに困難がある場合は、一旦 htaccess.txt といったファイル名で作成し、サーバーにアップロード後にファイル名を .htaccess に変更するとよい。
- 最終行に改行が必要である