Photoshop:カラー画像の黒成分の透明変換

前回のエントリーでは、カラー画像の黒成分の透明変換の解説AS3ということで、
Actionscriptで、カラー画像の黒成分の透明変換について解説しました。
せっかくなので、Photoshop上でのやり方についてまとめておきたいと思います。

まず、前提として、
Photoshopプラグイン「Un-Multiply」を使うことで、
簡単に実現できるのですが、Photoshopプラグインに関しては、64BitのPhotoshopで使用できない?や、
CS6で使用できないなど、ありますので、
プラグインを使用せずに実現するチュートリアルを書いてみます。

黒成分の透明変換って?

変換前、変換後をみてみます。

変換前:
moriginal

変換後:
mc_img0

ちょっとわかりにくいので、下にカラーレイヤーを敷いてみます。
※Photoshop上での表示をキャプチャしました。
mc_img1
左から、何も敷かない、白を敷く、黒を敷く、です。
黒を敷いてみると、元の画像と同じになるあることがわかりますね。

この変換処理をPhotoshopでやる方法について説明していきます。

Phothoshopでの変換手順

手順は、簡単にまとめるとこうです。

  • 画像から、チャンネル RGBを別々にとりだす
  • それぞれに取り出した画像の反転画像に、元の画像を透明マスクで適応
  • それぞれのカラー(R/G/B)で着色
  • できた3つのレイヤーを、描画モード スクリーンで重ねる

です。

ここではPhotoshop CS6を使用していますが、透明マスクの使用出来る旧バージョンでも実現できると思います。

では、実際にPhotoshopでやってみます。

準備

それでは、まず変換したい画像(以下、ソース画像)を開きます。

今回の例では、黒成分を含んだものにしたいので「夜景」で検索したらでてきたこれを選びました。
moriginal
wikipediaよりもってきました。

同時に、変換後用として、同じカンバスサイズのウィンドウ(以下、作業ウィンドウ)も、
作っておきましょう。
ソース画像.jpeg @ 16.7% (RGB_8)

個別チャンネルの抽出

ソース画像ウィンドウで、チャンネルパネルを表示させます。
「レッド」チャンネルをクリックし、レッドチャンネルのみが表示された状態にします。
この状態ですべてを選択しコピーします。
ソース画像.jpeg @ 16.7% (レッド_8)-1

作業ウィンドウに切り替え、ペーストします。
このペーストした画像を階調反転します。

メニューから

イメージ→色調補正→階調の反転

skitched-20121224-112911

次に、できたこの階調反転画像を、階調の反転前の画像(先に、ソース画像ウィンドウでコピーした画像)で透明マスクします。

※マスク作業の前に、レイヤーパネルが表示され、先程ペーストした画像レイヤーが、
選択されていることをていることを確認しましょう。

透明マスクを作成します。

メニューから

レイヤー → レイヤーマスク → 透明部分をマスク

skitched-20121224-113241

すると、レイヤーに白い枠(レイヤーマスクサムネイル)が表示されるので、
それを alt(optionキー) を押しながらクリックします。
作業ウィンドウ @ 16.7% (レイヤー 1, レイヤーマスク_8) *

この状態で、ペースト(編集→ペースト)を実行します。
(↑元の画像が、クリップボードに入ったままとなってると思いますので….)
その後、レイヤーをクリックするとマスクが適応状態となります。
作業ウィンドウ @ 16.7% (レイヤー 1, RGB_8) *

できたレイヤーをレッド(#FF0000)で着色します。
ここでは、レイヤースタイルのカラーオーバーレイを使用して行います。

レイヤーをダブルクリックで、レイヤースタイルパネルを表示させ
カラーオーバーレイを選択し、レッド(#FF0000)を指定します。
カラーピッカー (オーバーレイカラー)

レッドチャンネルの作業が終わりました。
作業ウィンドウ @ 16.7% (レイヤー 1, RGB_8) *-1

ここまで、レッドチャンネルについての手順を説明しましたが、
残りのチャンネル(グリーン、ブルー)でもこれらの操作を繰り返し行います。

レイヤーの着色作業の部分では、それぞれをグリーン(#00FF00)ブルー (#0000FF)で着色します。

これで、3つのレイヤーが出来上がりました。
わかりやすいように、レイヤーにチャンネル名をつけています。
作業ウィンドウ @ 16.7% (ブルー, RGB_8) *

スクリーン描画モードで重ねる

これらのレイヤーをスクリーン描画モードで重ねます。

レイヤースタイルが適応されたレイヤーに直接描画モードを設定しても反映されない?ようなので、
それぞれのレイヤーを個別にグループ化し、グループに描画モード:スクリーンを適応します。
skitched-20121224-120937

完成

後は、レイヤーを結合して….

メニューから

レイヤー → 表示レイヤーを結合

作業ウィンドウ @ 16.7% (グループ 2, RGB_8) *
これで出来上がりです。

最下位レイヤーに黒いレイヤーを敷くと、元の画像と同じになることがわかると思います。